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インプラントの寿命
見た目や噛む力など、天然の歯に近い特徴を持つインプラントは、「第二の永久歯」とも言われています。適切なケアを続けることで、長期間にわたり機能を維持することができるのも大きな魅力です。
インプラントの平均寿命
インプラントの寿命は材質などによって異なりますが、一般的には10~15年が平均とされています。ただし、日々のケアや定期的なメンテナンスをしっかり行うことで、それ以上に長く快適に使い続けることも可能です。

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インプラントが
ダメになってしまう要因
定期的なメンテナンス不足
インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが非常に重要です。歯科医院での定期検診やプロによるクリーニングに加え、日々の丁寧なセルフケアを続けることが不可欠です。これらを怠ると、インプラント周囲炎などのトラブルが起こるリスクが高まってしまいます。
喫煙や歯ぎしりなどの習慣
喫煙は血流を悪化させることで、インプラントを支える骨や歯ぐきの免疫力を低下させ、治癒を妨げる原因になります。また、歯ぎしりはインプラントに過度な力をかけるため、インプラント本体の破損や固定のゆるみを引き起こす恐れがあります。
インプラント周囲炎
インプラントを埋め込んだ顎の骨の周囲に炎症が生じる状態を「インプラント周囲炎」といいます。お口の中の衛生状態が悪くなったり、細菌に感染したりすると炎症が進行し、インプラントを支える骨が徐々に溶けてしまう恐れがあります。
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インプラントを
長持ちさせるためには?
セルフケア

インプラントは適切なケアをすれば、約90%が10~15年ほど機能を保つとされていますが、治療後のケアを怠ると、寿命は大きく短くなってしまう可能性があります。
中でも特に重要なのが、ご自宅でのブラッシングを中心とした“セルフケア”です。セルフケアが不十分な方は、そもそもインプラント治療の適応外となることもあるほどです。インプラントを長持ちさせるには、天然の歯と同等かそれ以上の丁寧なケアが欠かせません。
定期メンテナンス
セルフケアと同様に重要なのが、歯科医院で受ける“定期メンテナンス”です。ご自宅のケアだけでは取りきれない汚れを専門的に除去し、お口の中を清潔に保つことで、インプラント周囲炎などのトラブルを未然に防ぎます。
また、セルフケアの状況を確認し、必要に応じて正しい磨き方やケア方法を丁寧にアドバイスいたします。
定期メンテナンスは、一般的に3ヶ月に1回のペースで受けていただくのが理想です。

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脱落につながる
インプラント周囲炎
インプラント治療後に特に注意が必要なのが「インプラント周囲炎」です。
これは、インプラントの周囲に汚れや細菌が蓄積することで起こり、歯周病に似た症状を引き起こします。
進行すると、インプラントを支える歯槽骨が溶けてしまい、最悪の場合、インプラントが脱落するリスクもあります。
長くインプラントを保つためには、日々のケアと定期的な検診を欠かさず行いましょう。
自覚症状がほとんどなく進行
インプラント周囲炎は、歯周病と同じく慢性的に進行する病気で、自覚症状がないまま悪化していくのが特徴です。気づかないうちに骨が吸収され、インプラントが動揺して初めて異常に気づくケースもあります。歯ぐきの腫れなどの症状が出ている場合は、すでに骨の吸収が進んでいる可能性が高いため、少しでも違和感があれば早めにご相談ください。