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インプラント治療の前に
インプラント治療を受ける前には、そのメリットだけでなくデメリットについても正しく理解しておくことが重要です。良い面ばかりに注目してしまうと、手術後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することにもなりかねません。納得のいく治療を受けるためにも、事前にしっかりと情報を把握しておきましょう。

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インプラント治療のメリット
健康な歯を削らずに治療ができる

部分入れ歯やブリッジと異なり、インプラントは健康な歯を削る必要がありません。また、治療後も周囲の歯に負担をかけないため、残っているご自身の歯の寿命を損ねる心配もありません。
入れ歯と比較してかみやすい
入れ歯では咀嚼効率が落ちると言われますが、インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、ご自身の天然歯と同じように強く噛むことができます。もちろん、入れ歯のように外れたりズレたりする心配もありません。
審美性に優れた人工歯を
装着できる
当院のインプラント治療では、上部構造にセラミック製の被せ物を使用します。これにより、まるで天然の歯と見間違えるほどの自然で美しい見た目を取り戻すことが可能です。
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インプラント治療のデメリット
外科手術が必要
インプラント治療には外科手術が必要不可欠です。そのため、どうしても手術を避けたいという方には適さない場合もあります。ただし、手術は局所麻酔下で行うため、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。術後も痛み止めを処方しますのでご安心ください。
当院では、局所麻酔に加え、「静脈内鎮静法」にも対応しています。これは点滴で鎮静薬を投与し、ほとんど眠ったようなリラックス状態で手術を受けられる方法です。麻酔専門医が立ち会い、全身の状態を管理しながら行いますので、より安心して治療を受けていただけます。

費用が高額になる
インプラント治療は原則として自費診療となり、入れ歯やブリッジと比較して費用は高くなります。
しかし、適切に治療を行い、その後のメンテナンスをしっかり行えば、10年、20年、あるいはそれ以上長持ちさせることも可能です。高い審美性と天然歯に近い機能性を長く維持できることを考えると、その費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
治療期間が長くなる
インプラント治療では、埋め込んだ人工歯根が顎の骨としっかり結合するまでの治癒期間が必要です。そのため、治療期間は平均で4〜8ヶ月と、入れ歯やブリッジより長くかかります。
しかし、入れ歯やブリッジが作り直しのたびに頻繁な通院が必要になることを考えると、長期的に見ればインプラントの治療期間が特別に長いわけではありません。一度しっかり治療すれば、安定した状態を長く保つことができます。
メンテナンスが必要
インプラント自体は虫歯になりませんが、歯周病になる可能性があります。このようなトラブルを防ぐため、インプラント治療後も定期的なメンテナンスが必要です。
ただし、これはインプラント特有のデメリットではありません。入れ歯やブリッジも、長期的に使用するためには同様にメンテナンスが不可欠です。
金属アレルギーのリスクがある
人工歯根にはチタンが使われています。チタンは生体反応を起こさない唯一の金属であり、ほぼ全ての症例で金属アレルギーの心配はありません。整形外科でもチタンと骨を結合させる技術が広く活用されており、安心して治療を受けていただけます。
顎の骨が少ないと
適応しない場合がある
顎の骨の量が少ないと、インプラントを埋入しても脱落のリスクが高まります。
しかし、まつなか歯科クリニックでは骨造成(骨を増やす手術)に対応しており、顎の骨が不足している場合でもインプラント治療が可能です。他院で治療を断られた方も、ぜひ一度ご相談ください。
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インプラント治療ができないケース
全身疾患の場合 | かかりつけ医と連携し、インプラント治療の可否を検討いたします。 |
未成年 | 顎の骨の成長が完了する20歳前後まで待つ必要があります。 |
妊娠中 | 妊娠期間中を避け、産後、体調が安定してからインプラント治療を検討いたします。 |
ヘビースモーカー | 術前術後1ヶ月喫煙を控えるか完全禁煙を目指しましょう。 |
定期的な通院が困難な場合 | 入れ歯やブリッジなど他の治療方法を検討しましょう。 |